神奈川県の「Web3技術による行動変容促進に関する実証事業」に採択
株式会社デジタルガレージは、神奈川県の「令和6年度 Web3技術による行動変容促進に関する実証事業」の委託事業者に採択されたことをお知らせします。
■実証事業の概要(県仕様書から抜粋)
行政課題を解決するため、個人の行動変容を促すことは非常に重要であり、科学的なアプローチを活用し、より多くの行動変容を継続させる仕組みが必要です。 世界では次世代の分散型インターネットであるweb3(web3.0)*1の技術として「モノ」や「コト」が世界唯一であることを証明できるNFT*2の活用が進みつつあり、これまで見えにくかった内発的動機である承認、達成、共感等の価値を可視化させるツールとしての働きが期待されています。
本事業では、地域課題の解決に向け、個人の行動変容を促進させる仕組みとして、NFT等のweb3の技術が有効であるか検証し、新たな地域政策の構築を目指します。
Web3 の技術が生む新たな社会の価値
■実施内容
県内の企業や団体と協力し、2024年度中に、以下のプロジェクトを実施していく予定です。 今回の実証事業を通じて、NFTを活用した生活者への訴求効果を検証し、地域課題の解決に繋がる行政施策としてのweb3技術の活用を検討していきます。
(1)環境活動に関する行動変容促進事業
ボランティアなど「思いやり」に基づく行動をNFTによって可視化することが、環境活動への参加を促進するか実証します。
(2)人材育成に関する行動変容促進事業
子どもの「経験」をNFTによって可視化することが、環境や社会に触れる機会への継続的な参加や、興味関心を深めることに繋がるか検証します。
(3)観光振興に関する行動変容促進事業
地域が有する観光資産にAIで新たな魅力を加え、NFTを通じて価値化することが、観光振興に繋がるか実証します。
*1: 暗号技術を用いて取引履歴を1本の鎖のように繋げて分散させながら記録するブロックチェーン技術により実現される、次世代の分散型インターネットで、改ざんが非常に困難なデータ保存が可能。
*2: Non-Fungible Token(代替不可能なトークン)とは、偽造や改ざんが難しいブロックチェーン技術により作成された、様々な価値を持つ代替不可能なデジタルデータ。